こんにちは、THE COREのユキです。
多肉、塊根が好きで育てたり、現地まで見に行ったりしています。
最近は種子を蒔きまくっていて、毎日植物と共に生活しています!
そんな私が今回は、塊根植物(コーデックス)やアガベの用土の配合方法について徹底解説していきます。
これから塊根植物やアガベを育てたい方や塊根植物やアガベを育てていて植え替えを考えている方は、専用の土を作らないといけませんね。
そんなとき、
- 塊根植物やアガベ用の土を作るときのポイントってなに?
- 塊根植物やアガベ用の土の配合方法ってどんなものなの?
といった心配がありますね。
結論からいうと、塊根植物やアガベ用の土は初心者の方でも簡単に作れますよ。
土作りのいくつかのポイントと配合方法を知っておくだけで、簡単に植物を枯らしてしまったり、思うように育たないという悩みはなくなりました。
今回は初心者の方でも簡単に塊根植物やアガベ用の土作りのポイントから土の配合方法まで、具体的に解説していきましょう!
塊根植物(コーデックス)やアガベの土作りのポイント
まずは塊根植物やアガベ用の土はどんなものが良いのか、ポイントを知っておきましょう。
ポイントは
- 水はけはとても良くする!一日で乾くのがベスト
- 締まった株に成長させるため肥料は少量にする!
の2つになります。
それぞれについて解説していきます。
YouTubeでは植え替え方法について解説していて、用土についても話しています。
こちらを見てから記事を読むと理解が深まります。
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有…
水はけはとても良くする!一日で乾くのがベスト
塊根植物の塊根部分やアガベの多肉質な葉には水が蓄えられています。
そのため通常のガーデニングなどのように、たくさん水をあげて太陽に当てるという育て方をすると、植物を腐らせてしまう場合が多いんです。
そもそも塊根植物は水の少ない岩場に生えていたり、乾いた大地に生えていたりと水の供給が乏しい地域で育っています。
アガベも雨の少ない地域に生えているので水をあまり必要としません。
なので土はなるべく早く乾くよう水はけのよい用土を作らないといけません。
用土…植物に適する原料土に肥料などを調合したもの。
水やりの回数が少ないのに根が腐ってしまう場合、水はけの悪い土を使っているからです。
そもそも根腐れは用土内の酸素不足や雑菌によるダメージを与えられることが原因で起こるんです。
もし用土内に水が長時間残ってしまうと空気の通りが悪く用土内の酸素は不足して、雑菌も繁殖してしまいますね。
特に水が少ない場所で育っていた塊根植物はこういった環境変化に対応できず枯れてしまいます。
なので、土作りでは特に水はけに注意するといいですよ。
水をあげて、一日で乾くのが理想的です。
締まった株に成長させるため肥料は少量にする!
塊根植物やアガベを育てる場合、肥料は少なめにしましょう。
そもそも植物は
- 光
- 水
- 空気
- ミネラル(肥料)
で成長しますね。
肥料は植物の成長や繁殖には欠かせないものです。
もちろん塊根植物やアガベにも肥料は必要ですが、肥料が多いとぐんぐん成長して形が崩れたりします。
また、肥料が多すぎると植物にダメージを与え成長に支障が出てしまったりするんです。
なので、土作りで混ぜる肥料は少なめにしましょう。
具体的にどれくらいが良いかというと、肥料の容器のラベルに記載されている、サボテンを育てるための肥料の適量がベストといえます。
塊根植物(コーデックス)やアガベの用土の配合方法
塊根植物やアガベの土作りのポイントがわかったので、どのような用土を配合するか考えていきましょう!
塊根植物やアガベの用土の配合方法は2つあり、
- 観葉植物用に配合された用土にひと手間加える方法
- 基本用土や肥料を購入して0から用土を作る方法
があります。
基本用土…最もよく使われている赤玉土、関東地方に多い黒土、軽石質の鹿沼土、粘土質の真砂土などがあります。これらは短所もあり、単独で使うほど栽培に適した条件をすべて満たしているわけではないため、短所を補う複数の土を混ぜ合わせて、栽培に適した用土をつくる必要があります。
観葉植物用に配合された用土にひと手間加える方法は、初心者の方や基本的な塊根植物やアガベ用の土を作りたい方におすすめな方法になりますね。
基本用土や肥料を購入して0から用土を作る方法は、こだわりを持って塊根植物やアガベを育てたい方やこれから使う用土についてしっかりと理解したい方におすすめな方法です。
それぞれ具体的に用土の配合方法を解説していきましょう!
観葉植物用に配合された用土にひと手間加える方法
この方法では基本用土や肥料がある程度配合された土を使って塊根植物やアガベの用土を作っていきます。
簡単に塊根植物やアガベの用土を配合できるので、まずは用土を作りたい方におすすめな方法ですね。
それでは
- 必要な用土
- 必要な資材
- 塊根植物(コーデックス)やアガベの用土の配合手順
について具体的に解説してきます。
必要な用土
用土はなるべく水はけをよくしたいですね。
使う土はこちらです。
ゴールデン培養土 観葉植物用
日向土 小粒
まずゴールデン培養土は水はけがよく、観葉植物が十分に育つだけの栄養が入った用土となっています。
塊根植物やアガベを育てる場合はさらに水はけをよくしたいので、日向土を混ぜ込みましょう。
日向土は基本用土の中でもトップクラスに水はけがよいのが特徴です!
また、日向土は栄養はありません。
ゴールデン培養土と日向土を混ぜることで水はけが良く、栄養もちょうど良い用土を作ることができるんです。
必要な資材
土を混ぜる際は以下のような土すくい用のスコップを使いましょう。
普通のシャベルより容量が大きく混ぜ込みやすいです。
おすすめはこちら
土すくい用スコップ
土の容器は透明や半透明のものをおすすめします。
理由は横から土の混ざり具合が見れるからです。
土の容器
塊根植物(コーデックス)やアガベの用土の配合手順
- STEP1:ゴールデン培養土に日向土を追加する(割合は4:6としよう)
- STEP2:スコップでよく混ぜ込む
STEP1:ゴールデン培養土に日向土を追加する(割合は4:6としよう)
まずはゴールデン培養土に日向土を追加しましょう。
追加の割合はゴールデン培養土が4リットルの場合、日向土は6リットルですね。
こうすることで、水はけのよい土を作ることができます。
STEP2:スコップでよく混ぜ込む
次に土すくい用スコップでゴールデン培養土と日向土をよくかき混ぜましょう。
容器を横から見るとしっかり混ざっているかわかりやすいですよ。
また、ゴールデン培養土には微細な用土が入っています。
微細な用土は使っていくうちに下に溜まるので、定期的にかき混ぜましょう。
基本用土や肥料を購入して0から用土を作る方法
この方法では複数の基本用土と肥料を配合して塊根植物の用土を作っていきます。
いくつかの基本用土と肥料が必要になりますが、簡単なので安心して作っていきましょう。
それでは
- 必要な用土
- 必要な資材
- 塊根植物(コーデックス)やアガベの用土の配合手順
について具体的に解説してきます。
おすすめ用土と肥料
必要な用土はこちらです。
赤玉土
日向土
ゼオライト
赤玉土は用土を作るうえで欠かせない土ですね。
排水性と保水性を持ち合わせている便利な用土として使われることが多いです。
ただ赤玉土のみですと、塊根植物を育てる場合は水はけがよいとは言えません。
そこで日向土を赤玉土に混ぜましょう。
日向土は排水性の高い土なので、赤玉土と混ぜることで排水性を調整できますね。
そして赤玉土と日向土に、ゼオライトを混ぜるとより使いやすい用土になります。
ゼオライトは水を浄化する性質や、通気性をよくする性質、保肥力を高める性質がありますね。
この3種類の基本用土で水はけがよく、鉢内を清潔に保つ用土を作り、植物がすくすくと育つ環境を整えましょう。
必要な肥料はこちらです。
マグァンプK
肥料といえばマグァンプKがおすすめです。
ホームセンターでも気軽に手に入れることができますし、肥料の効果もとても良いです。
おすすめ資材
土の容器は透明や半透明のものをおすすめします。
理由は横から土の混ざり具合が見れるからです。
土の容器
基本用土は微細な土や粉塵が多く入るので、ふるいを使って取り除きます。
おすすめはこちらです。
ふるい
土を混ぜる際は以下のような土すくい用のスコップを使いましょう。
普通のシャベルより容量が大きく混ぜ込みやすいです。
土すくい用スコップ
塊根植物(コーデックス)の用土の配合手順
- STEP1:赤玉土をふるいにかけて、微細な土を取り除く
- STEP2:赤玉土、日向土、ゼオライトを追加する(割合は5:4:1とする)
- STEP3:肥料を追加する(10リットルあたり25グラム程度)
- STEP4:スコップでよくかき混ぜる
STEP1:赤玉土をふるいにかけて、微細な土を取り除く
まずは赤玉土をふるいにかけて、微細な土や粉塵を取り除きましょう。
細かな土が用土の中に含まれていると、時間とともに鉢の底に溜まり水はけが悪くなります。
私は網目が一番細かいふるいで選別を行っています。
微細な土は捨ててもいいですが、サイズは赤玉土の細粒に近いので種まき用土としていつも利用してますね。
今回おすすめしている基本用土は赤玉土以外、粒が揃っています。
なので、赤玉土以外はふるいにかける必要はないでしょう。
もし、紹介した基本用土以外を使う場合は微細な土があるか見て、ふるいをかける必要があるか確認しましょう!
STEP2:赤玉土、日向土、ゼオライトを追加する(割合は5:4:1とする)
次に3種類の用土を混ぜていきます。
それぞれの割合は赤玉土1:日向土1:ゼオライト1としましょう。
※必ずこれがベストとは言えません。
ですがこの割合の用土で沖縄と埼玉で育てていますが、どちらもよく育っています。
STEP3:マグァンプKを追加する(10リットルあたり25グラム程度)
次に肥料を追加しましょう。
マグァンプKの量は土10リットルに対して25gとするとベストですね。
サボテン用の用土と同じくらいの肥料含有量となります!
STEP4:スコップでよくかき混ぜる
最後はSTEP:3、4で入れた用土と肥料をよくかき混ぜましょう。
特にマグァンプKは全体に行き渡るよう混ぜ込むとよいですね。
また粒は揃えましたが、それでもそれぞれの粒の大きさに差があります。
使っていくうちに細かい粒が容器の下に溜まっていくので、ときどき混ぜ込むようにしましょう。
塊根植物用(コーデックス)やアガベの用土ができたら育ててみる
用土の準備ができたら実際に植物を植えましょう。
実際にこれらの方法で作った土を使うことで、塊根植物がすくすく育っている様子を観察できるでしょう。
また、あなたの好みに合わせて土を変えたり、植物に合わせて水はけの具合を変えることで、より植物を育てやすい環境づくりができますね。
なので、いろいろと試すことをおすすめしますよ。
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